これからの勤怠管理はデジタルとクラウドがキーワード
勤怠管理のやり方は、現在どんどん変わってきています。キーワードは「デジタル化」と「クラウド化」です。これまでは、紙のタイムカードを使って打刻機で出社・退社の時間を記録し、月末などにカードを集めて人力で集計作業を行っていました。しかし現在は、紙のタイムカードは徐々に姿を消しつつあり、デジタル化・クラウド化された勤怠管理システムを導入する企業が増えています。
デジタル化・クラウド化された勤怠管理システムでは、紙のタイムカードのかわりに、ICカードやスマートフォンなどを使い、デジタルの打刻機で記録をします。打刻方法もスマートで、ICカードなどを打刻機にちょっと近づけるだけでOKだったりします。また、もっと最先端のものになると、指紋認証や顔認証で打刻したりするものもあります。このような方法だと、なりすまし打刻はほぼ不可能になるので、不正打刻を防ぐことができるというメリットもあります。
勤怠管理システムがクラウド化されることにより、データの保管場所にも困りません。紙のタイムカードだと、ダンボールなどに詰めてしばらく保管したりしていましたが、データをクラウドに保存しておけば、物理的な場所は占有しませんから便利です。また、クラウドに蓄積されたデータは、取り出しも用意ですし、集計作業も楽です。コンピューターがほぼ全自動で集計し、リアルタイムで結果を表示するので、誰がどれくらい働いているのかなど即座に確認できますし、事務作業のコスト削減も図れます。