勤怠システムで外出先からの打刻をするときの注意点
クラウド型の勤怠システムを運用するメリットとしてよく掲げられるのが外出先からでも打刻できることです。クラウドサーバーにアクセスできる環境があればいつどこからでも打刻できるのは、クラウド型の勤怠システムの優れている点というのは確かでしょう。自宅から直接取引先に行く場合や、出張をしている場合であっても適切な勤怠管理を行うことができるからです。しかし、実際にこれをシステムとして運用するときには注意点があります。
打刻するためにはクラウドサーバーにアクセスできる環境が必要です。インターネットに接続できることが必要ですが、そもそもそのための端末を持っていなければ打刻ができません。出張や外出の際には社用のタブレットなどを貸与するというシステムを作っておかないと勤怠システムを円滑に動かせない可能性があります。さらに切実なのはその端末を忘れて外出や出張を行ってしまったときの対策をどうするかです。
打刻していないのは欠勤という扱いにする方法もありますが、それが貸与している端末の故障が原因という可能性もあります。しかし、そのような事情があったら出勤扱いにするというのであれば、不正をするためにあえて忘れたり、故障させたりしてしまう人が現れるかもしれません。このような例外的な状況に対してどのような対応をするかを考えなければならないのが外出先からの打刻への応用であり、勤怠システムを活用するときには慎重になりましょう。