勤怠システムは使えるか
勤怠システムですが、もし非常に少人数のオフィスなのであれば、わざわざ導入するだけのメリットもあまりないでしょう。
人が手作業で行っても大して時間はかかりませんし、もともと人数も少ないのですから間違いや不正の起きる余地も少ないでしょう。また、手作業にもメリットはあります。それは、状況の変化に柔軟に対応しやすいことです。例えば人によって勤務時間、勤務体系が異なるということもあるでしょう。正社員とアルバイトでは所定労働時間が異なるのが普通です。そういう場合でも、人の手で集計するのであれば個別に対応することが可能です。人によって時給は異なるのが普通でしょう。またその時給も決して不変ではありません。時給アップがあればそれに対応しなければなりませんが、これも比較的少人数に留まる限りは、人の手で行ったほうが早いということもあるでしょう。こういう理由から、勤怠システムはどんなオフィスにおいても使いやすいシステムとは言い切れません。まずは初期費用というか、導入時の費用がかかります。勤怠システムでは思った以上に費用がかかるというのが正直なところでしょう。そして、購入しただけでは使用できません。自分の会社に合わせて、また個々の従業員に合わせて設定をする必要があります。例えば標準的な勤務時間帯、各従業員の勤務体系、基本給や時間給などといったデータです。さらに、これらは一度設定してしまえば終わりではありません。変更があればその都度設定し直す必要があります。